お泊まり保育二日目の朝、城山に朝の散歩に出発しました。「まだぁ、のどが渇いた!足が痛い!暑い!汗が出る!虫にかまれた!疲れた!もうやめようッ!・・・」と何人もの子どもたちが山道を登りながら不機嫌そうに愚痴をこぼし、「もう少し、頑張れ!」と教師達が励ますのが昨年までの風景でした。ところが、今年は違いました。「あの穴には何が住んでいるやろ?キツネ?たぬき?それともおばけだったりして!」、「昨日の夜の最後のおばけは園長だったでしょう!?分かってるんだから!」「おなかが減った!今日はパンだと先生が言っていたよ!」と子どもたちはそれぞれに楽しそうにおしゃべりをしながら、愚痴をこぼすこともなく、上を向いて歩き、すれ違う朝の散歩の大人達に「お早うございます!」と挨拶をし・・・驚くばかりでした。
いつもは見慣れている昼間の幼稚園、夜はどんな幼稚園だったか、そして仲間との一泊二日はどんな時間だったか、お家に帰った子どもたちのお話をじっくりと聞いてください。
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