自立した大人になるために必要なことは「人間力」です。人間力は、、、
①知的能力(基礎学力・創造力・論理的思考力)
②対人能力(コミュニケーション能力、規範意識、公共心)
③自己制御能力(意欲・忍耐)
の3つから成り立っています。
この3つの基礎能力を育ませていくことが子育てであり「幼児教育」です。
これらの基礎能力の獲得は早い時期からした方が良いと言われています。
その意味では、この勝山幼稚園で展開している「ヨコミネ式教育」は効果的だと私(チャプレン)は思います。
これら3つの基礎能力を身につけていく上で大切なことは『毎日の習慣』です。
■習慣➀ ~体を動かす~
勝山幼稚園では毎日「読み・書き・計算・かけっこ・体操」をしています。
これを習慣化されることは、子どもたちにとっては大きな財産になります。
特に幼稚園の時期に、毎日、体を動かす習慣を身に付けることは大事なことです。
■習慣➁ ~読書をする~
次に習慣として身に付けておくべきことは「読書」の習慣です。
そのためには「読み聞かせ」が大事です。2~4歳間は言語を獲得する重要な時期です。2歳の頃には発語レベルが200語と言われていますが、4歳になるまでに1000語になります。この時期にどれだけ「読み聞かせ」をしてもらったかで、その後、読書が好きになるかどうかが決まります。
■習慣➂ ~親への感謝~
3つ目に大切なのは「親への感謝」です。
福山雅治さんが初の父親役をした「そして父になる」という映画があります。
実際に産婦人科で起こった子ども取り違え事件がもとになった映画です。ストーリーとしては、自分の産んだ子どもの方が大切なので、子どもをとりあえずは交換します。
血のつながった親の方が大事なのか、育ててくれた親の方が大事なのか、、、
子どもたちは果たしてどちらの親を選ぶのでしょうか。
映画のネタバレにはなってしまいますが、交換された二人の子どもは血縁も育ても関係なく、愛情の深い親の元で育つことを望みます。
親に感謝できる子どもは、自分にたっぷりの愛情をかけてくれた親に感謝します。
幼稚園では、「毎日のお弁当作りが大変」という保護者のみなさまからの声を耳にします。日々、慌ただしい中、子どもたちのために早起きして用意していただきありがとうございます。毎日おつかれさまです。
子どもは自分のために毎日早起きをしてお弁当を作ってくれているお母さんやお父さんの後ろ姿を見ています。自分は確かに大事にされていると体全身で感じとっているはずです。
『体を動かす』『読書をする』『親への感謝』
子どもと直接的に関われる時間と年数は限られています。
10歳くらいまでに基本的な人格の土台が形成されると考えられていますので、親子でたっぷりといろんな楽しみを持ちながら一緒に成長していきましょう。
勝山幼稚園 チャプレン 武井義定