子ども達の読書離れが加速していると言われています。
その大きな原因が、子ども達を取り巻くインターネットの環境です。多くの子ども達がスマホやタブレットを自由に使える環境にあり、それらの機器を操作すれば瞬時にして必要な情報が入手できます。
その結果として、子ども達から読書の習慣を奪いつつあると言われています。
紙の教科書やノート、手書きの練習帳といった従来の「アナログ的な学び」の機会が失われている環境が、子ども達の脳や学びに重大な影響を与えつつあることは、発達心理や脳科学の専門家から指摘されていることです。
勝山幼稚園で展開している「ヨコミネ式教育」は、まさにデジタル機器をまったく使わない、使わせないという「デジタルデトックス」の機会を作っています。
「読み、書き、計算、体操、音楽」は、地道に練習を繰り返して、知識や技術・技を 獲得することの素晴らしさを教えてくれます。
うさぎ組から毎日、少しずつ、それぞれの子どもの状況を先生たちが把握をして、子ども達に必要とされる課題を提供し、子ども達は地道に段階を踏みながら「できた!」という達成感を積み重ねています。
いきなり、一人の子どもに難しい課題を与えられても簡単にできるはずはなく、 先生たちは、一人ひとりの子どもと向かい合いながら、子ども達とともに歩みながら、子ども達が階段を一段、一段と、登る手伝いをしています。
階段を上るに従って、見える景色が変わるので、その景色の移り変わりが、子ども達にとっては面白いのであり、「さらに一段上に行こう」という「やる気」が育てられます。
教育の価値は、人間が人間を丁寧に育てるという一点に尽きます。どんな膨大なデータや高性能のAIがあっても、本当の意味で、子ども達一人ひとりに寄り添った関りはできません。
勝山幼稚園では、先生たちが、子ども達一人ひとりと丁寧に向かい合いながら、その子が「どこにつまづいているのか」「どこを苦手といているのか」「どこに面白みを見出しているのか」を常に見極めながら、子ども達との信頼関係を養っています。
スマホやタブレットなど、デジタル端末の普及は、私達の生活を便利にしていることは否めませんが、その一方では、人と人のつながり、親と子のつながり、教師と生徒のつながりなどの希薄化を生んでおり、子ども達の学力低下や、大人と子ども達の読書離れの要因になっていることも無視できない事実です。
勝山幼稚園での保育時間中は、子ども達が「デジタルデトックス」の環境の中で、創造的な人間力や非認知力を養う時間であることを願っています。
文責 チャプレン(武井 義定)


